干し柿の効能って、スッゴイものがあります。からだにイイモノがたくさんつまっていて、しかも、ギュッと凝縮されているんで、栄養をとりやすいんです。わたしの家でも渋柿の木があって、毎年干し柿をつくっています。いままではおいしいというだけでたべてたんですが、しらべてみると、その効能や栄養分がすごいってことにきがつきました。
そこで、干し柿の効能やうちでやっている干し柿の作り方をシェアします。
干し柿の成分は?
まずは、干し柿に含まれる成分は
- カリウム
- βカロテン
- クリプトキサンチン
- 食物繊維
などが、有効なメインの成分だといわれています。では、一つずつ見ていきましょう。
カリウム
多くのテレビ番組でも紹介されていますが、カリウムはとても、からだのためになる成分です。からだのなかからナトリウムをだしてくれるということで、高血圧の予防にとてもいいといわれています。また、腎臓にたまりやすい老廃物をからだのそとだしてくれます。
100gあたりのカリウムの量は、
- パセリ 1000mg
- アボカド 720mg
- ホウレンソウ 690mg
- さといも 640mg
- バナナ 360mg
- りんご 110mg
- 干し柿 670mg
干し柿は、なんと670mgも含んでいます。アボカドと同じくらいですね。ただ、ほかのものとちがって、かなり食べやすいです。だって、パセリ100gとか、ホウレンソウ100gって、食べれませんよね?干し柿なら3個くらいで100gになります。1日に3個なら無理をしなくてもいけちゃいます。
おなじフルーツンりんごなら、600g(約2個)くらい食べないと、干し柿100g(約3個)と同じになりません。
ちなみに、推薦されている1日の摂取量は、男性2500mg、女性2000mgです。生活習慣病予防には、3500mg位の摂取が望ましいと発表されています。(厚生労働省より発表)
干し柿だけでとるのはムリでしょうし、他に弊害が出てきますので、あくまでも、手助けとして、Ⅰ日1~3個くらい食べることをおすすめめします。
βカロテン
βカロテンは、体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは、目と美肌に効果があると言われています。もちろん、βカロテン自体での働きもあります。強烈な抗酸化作用を持っていますので、動脈硬化、老化の促進、抗ガン作用に効果があると言われています。(引用:wikipedia)
βカロテンの含有量は、100gあたりで、
- しそ 11000μg
- モロヘイヤ 10000μg
- にんじん 8600μg
- ほうれん草 5400μg
- 赤ピーマン 1100μg
- みかんジュース 610μg
- 干し柿 1400μg
だと書かれていました。男性の摂取推奨量は、800~850μg、女性は、650~700μgといわれていますので、干し柿100G食べれば、1日の摂取量は、たっぷりまかなえます。
クリプトキサンチン
美肌効果が特に高い栄養成分です。最近人気の、アクアポリンという器官を増やしてくれたり、ヒアルロン酸の量を増やしてくれます。温州ミカンに多く含まれている事で有名ですが、干し柿にも多くの量が含まれます。
さらに、抗酸化作用もあります。その効果は、βカロテンの5倍とも言われていて、高い発がん抑制作用を持っています。
みかんを食べると、手のひらが黄色くなりますよね。あの原因が、クリプトキサンチンなんです。
美肌肌効果、発がん抑制と、女性にとって非常にありがたい効果があるクリプトキサンチンですが、ひとつ気を付けてもらいたいことがあります。それは、喫煙と飲酒です。この二つによって、血中のクリプトキサンチンの濃度かなり下がることが、報告されています。
つまり、喫煙と飲酒の毒素を打ち消すために使われてしまうんです。せっかく摂取したものですから、余分なことに使わずに、有効に役立ててもらいたいですね。
干し柿の効能は?
カリウム、βカロテン、クリプトキサンチン、そして、食物繊維と、多くの有効成分がお互いに影響し合って、イイ効能がうまれます。
それは、
- 高血圧の予防
- 脳卒中の予防
- むくみ、二日酔いの軽減
- 目、皮膚の健康を保つ
- 風邪の予防
- 胃腸を丈夫にする
- 気管支炎の軽減
- 発がんの抑制
など、昔から、いろんな効能が言われています。(引用:Wikipedia)
また、中国では、昔から、漢方の材料として、使われてきたようです。せき、たんなどの症状緩和とアルコールの解毒に効果があるようです。(こちらのサイトを参考にさせて頂きました)
オイシイだけじゃなくて、体にもイイ!ってことになると、食べないわけにいきませんよね。そこで、信州で超有名な市田柿をおすすめします。
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これは、とってもおいしいです。高級和菓子と言ってもいいくらいなんで、一度味わってみることをおすすめします。
つぎに、わたしの家のやり方ですが、あなたご自身で作るときの干し柿の作り方をシェアします。次を参考にしてチャレンジしてみてください。
干し柿の作り方。
我が家でも、庭に柿の木があります。なぜか、渋柿なんですけど。そのお陰で、毎年、干し柿を作っています。大体、どこでも同じだと思いますが、うちの作り方を紹介しますね。
- へたを残して、皮をむきます。
- ざるに入れて、その上から、熱湯をかけます。(丁寧に)
- PPロープなどで、へたをしばります。
- 重ならないようにして、軒下へ。
- 最後に、霧吹きで焼酎を掛けます。
こんなかんじです。かんたんですよね。あとは、ときどきカビが生えていないか見たり、ゴム手袋をして、もんだりしています。
だいたい、つるしてから、1ヵ月くらいで出来る感じです。ちょうど、お正月に食べごろになります。もしも、渋柿が手に入ったら、一度やってみることをおすすめします。
まとめます。
柿、干し柿は、これから旬の食べ物です。スーパーにも、多く出回りますし、庭に柿の木がある人には、楽しみの季節です。
オイシイだけじゃなくて、様々なスゴイ効能がありますので、見かけたら、食べてみてください。ただし、食べ過ぎは禁物です。いくら、良い効能があるといっても、食べ過ぎると、逆に毒になってしまう事があります。なんでもそうなんですが、ほどほどに食べることが大事ですね。
ところで、効能の話ではないんですが、中国では、昔から「柿の七絶(かきのしちぜつ)」が有名です。
これは、「酉陽雑俎(ゆうようざっそ)」という中国唐代の随筆集に書かれていたものです。
柿には、7つの絶妙なところ、
つまり、良いところがあるといういいつたえです。
- 樹齢が長い
- 木陰ができる
- 鳥が巣をかけない
- 虫もつかない
- 紅葉がきれい
- おいしい
- 落ち葉が大きい
うーん。確かに、巣はかけないし、木陰もできるんだけど今年、毛虫が沢山たかっていたんだけどどうなんでしょう?去年は、アメシロがたくさんいたし・・・
今日は、これからが旬の柿について、干し柿の効能と作り方をシェアさせてもらいました。
では、また。
とっても勉強になりました☆こんなに効能があるんですね♪( ´▽`)楽しく食べてみます♪( ´▽`)
コメントありがとうございます。
作るのは大変ですが、とてもおいしいですね。
干し柿の効能有難う御座います🍒私も毎年この時期になると干し柿柿になります😃今年は頂いた渋柿を一週間前にいだだいたので今食べ頃になりました‼️😆美味しい(*´・ω・`)bよ‼️