5/25、新潟市で1歳5か月の男の子が車内に長時間放置され亡くなった事故。
亡くなったのは、新潟市東区の古川祐誠(ふるかわゆうせい)ちゃん(1歳5か月)。炎天下の駐車場の車内で、3時間も放置されてしまいました。おそらく1時間後には40度以上になっていたでしょう。古川祐誠ちゃん放置場所を検証します。
古川祐誠ちゃん放置場所は市営プール前第1駐車場「1時間後には40度以上」
ニュースで流れていた古川祐誠ちゃんの放置されていた場所は、炎天下で、屋根のない駐車場でした。
遠くの方には高い鉄塔や夜間照明、1階建ての大きな建物が見えます。さらに、樹木がたくさん植えられていて、かなり広い屋外駐車場だとわかります。
ニュースで報じられた場住所は、新潟市中央区でした。
地図で見てみると、
赤い線の中が、新潟市中央区です。
このなかで、ニュース画像に合致した駐車場を調べてみると、「市営プール前第1駐車場」だということがわかりました。
グーグルストリートビューを見てみると、
ニュースキャスターは、この車止めの中からリポートしていました。
この「市営プール前第1駐車場」がある場所を地図で見てみると、
海岸沿いにある、西海岸公園市営プールのための駐車場で、隣には野球場があったり、海の家が海岸に並んでいるところです。
航空図で見ると、付近の状況がよくわかります。
駐車場の周りには、広場や公園、プール、大学、水族館マリンピア日本海などがあります。
南側に防風林、防砂林が結構な幅で広がっていて、その奥から普通の住宅が並んでいます。
この「市営プール前第1駐車場」に車を駐車して会社まで歩いて行くには、かなりの距離があります。
古川祐誠ちゃんがぐったりとしてるのが発見されたのが、こちらのファミリーマート。
海沿いにあるファミリーマートで、ニュースでは、「新潟市西区」と報道されていました。
西区には新潟海岸バイパスが海沿いに通っています。そのバイパス沿いにあるファミリーマートはこちら。
ファミリーマート新潟上新栄町店です。
地図で見てみると、
左下にある赤いタブのところが、「ファミリーマート新潟上新栄町店」です。
地図で見てみると遠そうですが、ナビタイムで調べてみると、2箇所の間の距離は約6kmで車で約15分くらいの所になります。
ただ、「市営プール前第1駐車場」の近くにも、歩いていけるコンビニはファミマを含めたくさんあります。
古川祐誠ちゃん放置事故の概要
(引用:BSN新潟放送)
亡くなったのは新潟市東区の古川祐誠ちゃん(1歳5か月)です。
警察によりますと、25日午前9時ごろ、父親(30代)が祐誠ちゃんを自分の車に乗せていることを忘れ、新潟市中央区の勤務先の駐車場にエンジンを止めた状態で約3時間放置し、車から離れたということです。
その後、駐車場から車を移動し、新潟市西区のコンビニエンスストアに立ち寄った際に、祐誠ちゃんが車内にいることに気付いたものの、すでに意識がなかったということです。
祐誠ちゃんは市内の病院に救急搬送され、午後3時前に亡くなったことが確認されました。熱中症の可能性が高いということです。新潟市の25日の最高気温は27.5℃でした。
父親は「保育園に連れて行くのを忘れた」と話しているということです。警察が亡くなった経緯などを調べています。
(引用:BSN新潟放送)
古川祐誠ちゃんの事故の概要をまとめると、
- 5/25の午前9時前
- 保育園につれていくために車に乗せる
- その事を忘れて市営駐車場に行く
- 乗せたまま放置
- 3時間後、昼食を買いに車でファミマへ
- ファミマの駐車場で乗せていたことに気づく
- 古川祐誠ちゃんはすでに意識がなかった
- 熱中症と診断
- 5/25の新潟市中央区は晴れで最高気温は27.5度
父親は、
「保育園に連れていくのを忘れた」
と話しているということです。
警察は重過失致死傷の疑いで捜査しています。
弁護士サイトによると、
「重過失致死傷罪とは、重大な過失により人を死傷させる犯罪のことです。 重過失致死傷罪の規定は、刑法211条後段にあります。 重過失致死傷罪の刑事罰は、5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金です。 業務上過失致死傷罪が、刑法211条前段に規定されていますが、重過失致死傷罪と同じ刑罰です」
要約すると、量刑は
- 5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金
古川祐誠ちゃんの保育園と放置場所
古川祐誠ちゃんが炎天下のもと、3時間も車の中で放置された場所は、
- 新潟市中央区の「市営プール前第1駐車場」
JAF(日本自動車連盟)の研究によると、
(引用:JAF)
ちょっと字が細かくて申し訳ありません。
黒のグラフが、何の対策もしないまま、お昼の12時から35度の屋外に放置した黒い車の車内温度です。グレーの点線が同じ条件の白い車です。
25度だった車内温度が、1時間後には、黒い車で50度超えています。白い車では47度位になっています。
サンシェードしたり、窓を開けていても40度以上になっています。
5/25は最高気温27.5度でした。放置されたのが午前9時とはいえ、おそらく放置されてから1、2時間で40度を超えていたのではないでしょうか。
窓をしっかり締めておいた場合、泣き声も遠くまで届きません。40度の中で泣くのはかなり体力が必要なので、1歳5ヶ月の古川祐誠ちゃんがどのくらい泣いていられたのか疑問です。
ネットでは、「父親が悪い」という声が圧倒的に上がっていますが、中には、
「保育園はなんで連絡しなかったの?」
「うちの保育園では、休みの連絡がない子には確認の電話を入れます」
といった、保育園の責任を問う声も少なからずあります。
ニュースによると、
- 古川祐誠ちゃんの家 東区
- 父親の勤務先 中央区
- 発見されたファミマ 西区
となっています。
どこの保育園にはいっていたのか、どこにあるのかはまだはっきりと報道されていません。
ある子育てアドバイザーは、
「保育園に行く予定だったとのことで、無断欠席であれば園から確認の連絡があれば、早く発見できたかもしれません。子どもの命は大人が守るという意識の徹底が大事です。
『連絡が来るかどうかは保育園によると思う』とか、『私の働く保育園では基本的に連絡をしません』などとはなしてるひともいますが、感覚としておかしいです。保育園として、他人の命を預かってるという気持ちが大前提で必要です」
と話されています。
<追記>古川祐誠ちゃんの家は新潟市東区河渡新町
古川祐誠ちゃんの家は、「新潟市東区河渡新町」だとわかりました。
地図で見ると、
家と駐車場の間の距離は約10kmほどで、車で20~30分の時間です。
さらに、新潟総合テレビさんから、新しい情報がでてきました。
(引用:新潟総合テレビ)
この事故では、祐誠ちゃんの父親が祐誠ちゃんを保育園に送るのを忘れ、新潟市中央区の職場の駐車場に祐誠ちゃんを乗せたままエンジンを切り約3時間車から離れました。
父親は日常的に兄とともに祐誠ちゃんを保育園に送っていましたが、25日は兄の体調が悪く、兄は保育園を休んでいたということです。
警察などは5月の車内も熱中症の危険が高まっていると注意を呼びかけています。その理由の一つが”湿度”の高さです。
気温など同じ条件のもと、湿度15%の車内と湿度45%の車内の暑さ指数を調べたJAFの調査では、湿度15%の車内では熱中症の危険度が”注意”レベルだったのに対し、湿度45%の車内では熱中症の危険度は”厳重警戒”レベルまで上がりました。
25日の新潟市中央区は最高気温が27.5℃の夏日となっていたほか、湿度も50%前後となっていました。
警察などは短時間でも車内に子どもを残さないよう注意を呼びかけています。(引用:新潟総合テレビ)
ニュースの中の要点を抜粋すると、
- 父親がいつも保育園に送っていた
- 古川祐誠ちゃんには兄がいる
- 兄はたまたま具合が悪く、その日は休んでいた
ということがわかりました。
おそらく、保育園にはお休みの連絡をしてるはずです。それなのに、「弟がまだ来ていない」という折り返しの連絡はなかったのでしょうか?
その1本の電話で助かる命もあります。
<追記>古川祐誠ちゃん父親の勤務先は「新潟市中央区水道町」
古川祐誠ちゃん父親の勤務先が「新潟市中央区水道町」にあることがわかりました。
地図で見てみると、
赤い線で囲まれた部分が、「新潟市中央区水道町」です。
「新潟市中央区水道町」にある公共団体としては、
- 新潟青陵大学、高校
- 特別支援学校
- 小児療育センター
などがありますが、こういったところは駐車場が完備されているところが多いです。
もちろん、民間企業もたくさんあります。
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