知床半島沖海難事故

桂田精一社長が記者会見してない理由「嫌だと言ってる家族がいる」

桂田精一社長-顔画像知床半島沖海難事故

知床半島沖で遊覧船の浸水事故を起こした(有)知床遊覧船社長、桂田精一社長の記者会見。

今のところ桂田精一社長が記者会見を開く気配はありません。理由は「嫌だと言ってる家族がいる」ということです。桂田誠一社長の記者会見はいつ開かれるのでしょうか。

<追記>桂田精一社長の記者会見 4/27午後3時半から

桂田精一社長が、27日午後3時半から斜里町内のホテルで記者会見を開区と報道されました。

会見に先だって桂田精一社長は、午後1時半から、『KAZU1』が出港した経緯などについて、乗客の家族に説明するということです。

桂田精一社長の経歴「5,6年前から社長」

桂田精一社長の記者会見内容

桂田精一社長が記者会見してない理由「嫌だと言ってる家族がいる」

桂田精一社長-顔画像-1

(引用:桂田精一社長のツイッター)

桂田精一社長は、いまのところほとんどメディアには出てきていません。

通常なら、一番はじめに出てきて謝罪をしてお詫びをするのが普通です。コンサルの方のアドバイスかもしれませんが、早めに記者会見をしてもらいたいものです。

一般的に事件が起きた後に記者会見を行う流れとしては、

  1. 対策本部を設置
  2. 家族への説明会
  3. メディアでの記者会見

になります。

なんといっても、人命救助を優先して本部を立ち上げるのが第一です。その次に家族への説明があり、記者会見で家族以外で心配してる方に説明するわけです。

現地対策本部は、斉藤鉄夫国土交通相の手によって、事故が起きた翌日の4/24に設置されました。

現地対策本部

(引用:日刊スポーツ)

北海道・知床半島の沖合で観光船「KAZU I(カズワン)」が消息不明となってから一夜明けた24日、斉藤鉄夫国土交通相が現地を訪れ、対策本部を設置した。斉藤氏は第1管区海上保安本部とともに港の状況を確認後、報道陣の取材に応じ「人命救助を最優先に、全力で捜索活動に当たるよう指示をしました」と話した。乗船していた乗客乗員の家族に対しては「できる限りの支援と情報提供を最大限に努める」と語った。

知床半島沖海難事故の場所

参加してるのは、

  • 国土交通省
  • 第1管区海上保安庁
  • 警察
  • 消防
  • 町役場

などです。

そして、翌日の25日から、1日に3回ほどですが遺族の方への説明会が始まりました。25日は別のホテルで行われていましたが、家族の人数が増えたことで、こちらのホテル知床が会場となりました。

ホテル知床

説明会では、家族に対して国交省や海上保安庁、町の職員らが捜索の状況などを説明しています。

その中で、1回目の25日の午前に行われた説明会に、遊覧船浸水事故を起こした(有)知床遊覧船の桂田精一社長がリモートで参加しました。

説明会に参加したのは、この1回だけです。

ただ、説明不十分ということで、家族からは怒鳴り声も聞かれました。

その説明会のときの内容が、こちらのHBC北海道放送のニュース。

知床半島沖事件-説明会

(引用:HBC北海道放送)

◆会社側の説明会では…
「(運航会社の社長は)なんですけど、やっぱり胸が詰まって言葉が出ないんですよ。代わりの人がいろんな話をしてくれたんですけど(社長は)足を組んでいたり、話にならないんですよ。指摘されてから『すみませんでした』」と、そういう会見でした。ずさんです」
「不信感です。ちらっと話をしたけど、なぜ(海に)出たんだと言ったら、検査したら問題なかったと。バカ言えと。浮いてるものが沈むっていうもの自体がおかしいじゃないか、検査にやっぱりミスがあったから沈んだんじゃないかって」
◆船体の傷について…
「『それは直した』と。でも、そういう話を聞いてるんじゃなくて、直したものが、なぜ沈んだんだと。沈んだものが出てこないから、いいように言ってるんじゃないかなと。こっちは何もわからないので」
「僕らも報道されている話をもとに傷があったとか、水が浸水したって情報しかわからない。正直なことをどこまでむこうが言ってくれるか、そこだけです」
◆なぜ、波が高いのに出たと…
「『私は行けると思った』という判断ですよね。社長の。沖に出て(波が)高かったなら、なぜ引き返さなかったんだと聞いたけど、解決しなかった」
「漁師さんからもいろんな話があって、指摘されたのではないかという話もしたけど『私は行けると思った』と。それで話はもう終わりです」
◆去年の事故について…
「去年も同じような事故があったのではと言ったら『ちょっと軽傷で…』と、小馬鹿にしたような、軽傷だからじゃないだろ、あっちゃならない事故、そういうことがあったという会社であれば、もっと責任感もって運航してもらわなければ困るのではないですか」
(引用:HBC北海道放送)

リモートで出てきた桂田精一社長は、なんと足を組んでいて、謝罪の気持ちはなく、なにか言われたら、「すみませんでした」と答えていたということです。

船体の傷や、悪天候なのに出港させたことに対して、桂田精一社長の答えは、

  • 検査したら問題なかった
  • 傷は直した
  • 私は行ける(出港できる)と思った
  • (昨年の事故は)ちょっと軽傷

いかにも、「私は関係ない」的な態度や気持ちが見え隠れしています。それを感じた家族の方たちは、相手はリモートでしたが、怒鳴り声などをあげて詰め寄った感じになりました。

ただ、桂田精一社長は最後に「『記者会見の場を設ける』という方針を示した」とされています。

豊田徳幸船長の勤務は経った2年前から

斜里町長も、この25日の午前に行われた1回目の説明会の後に報道陣に向かって「社長が改めて記者会見を開く」と発言しました。

なので、25日の午前の時点では、桂田精一社長も記者会見を開かないといけないという認識はあったようです。

ただ、その後、桂田精一社長の記者会見の日程は発表されていませんし、説明会などには一切出てきていません。

それに対して、HBC北海道放送は桂田精一社長に取材を申し込みました。

桂田精一社長への取材

(引用:HBC北海道放送)

 社長は25日、電話での取材に応じ、下記のように話して電話を切りました。
・記者「記者会見はやるんですか?」
・社長「記者会見はやりますよ」
・記者「いつ、やりますか?」
・社長「今、ご家族に確認とってるところです」
・社長「嫌だと、やって欲しくない方も多少いらっしゃるので、説得してるところです」
・社長「すいません、もうちょっと時間ください」
(引用:HBC北海道放送)

桂田精一社長は、「嫌だと、やって欲しくない方も多少いらっしゃるので、説得してるところ」と発言しています。

つまり、穿った見方をすると、「家族のせいにして記者会見をしないでいる」と見られてもしかたないということです。

知床遊覧船『KAZU 1』事故の経緯

一方で、多くのニュースや情報番組では、「桂田精一社長が記者会見をしないのは時間稼ぎをしてる」という見方が多いです。

桂田精一社長は海のことを知らない⇒墓穴をほってしまいそう

「桂田精一社長が記者会見をしないのは時間稼ぎをしてる」

の「時間稼ぎ」とは、いろいろな質問や訴訟に対する準備をしてるという意味になります。

船場吉兆のささやき女将とか、芸能人の不倫事件などの謝罪会見を思い出せばわかります。なにか変なことを漏らしてしまったら、更に炎上するのは目に見えています。

それを阻止するために、桂田精一社長はコンサルの方などに頼って賢明に準備しているのでは?とメディアには思われています。

というのも、「桂田精一社長は海のこと知らない」と元従業員の方や漁師の方から、暴露されてるからです。

桂田精一社長-ニュース

(引用:テレ朝ニュース)

 2、3年前に会社を買い取った社長は、ベテランの船長や甲板員を次々に解雇。この男性も、その一人です。
残ったのが、1年ほど前に入社し、今回、事故を起こした埼玉県出身の船長だったといいます。
運行会社の元従業員:「(Q.社長が(船長の)キャリアがなくても、船を出させた?)車のように、免許があれば乗れると(社長は)思っている。海のことを知らないから。去年2回事故があって、今年はないだろうと思ったら、いきなりこんなことになった」
会社は、船のメンテナンスにかかる維持費を出し惜しむなど、資金繰りにも苦労していたといいます。
運行会社の元従業員:「(船の維持に)金をかけなくなった。専門業者が来たら、高くなるからって。だから、自分たちで、たいがいのことはやっていた。コロナで銀行の返済に待ったが掛かるようになったし、金を多く借りるようになったとも言っていた」「(Q.自分たちが残っていれば?)残っていたら、こんな事故は起きない。100%起こらない」
(引用:テレ朝ニュース)

1年前にベテランの従業員が5,6人退職したときの元従業員の男性です。

この男性は、桂田精一社長に対して、

「車のように、免許があれば乗れると(社長は)思っている。海のことを知らないから」

「(船の維持に)金をかけなくなった。専門業者が来たら、高くなるからって」

と、証言しています。

そして、自分たちが退職しなかったら、こんなことは100%なかったといい切っています。

それもそのはずで、ひとり残った豊田徳幸船長は、知床に来る前はダックツアー(水陸両用車)の船長で、海での操船経験は昨年の1年間だけでした。

豊田徳幸船長の勤務経験

さらに、甲板員だった曽山聖さんにいたっては、今年の4月に知床に来たばかりです。しかも、船員の経験なんてゼロでした。

曽山聖甲板員のFacebook顔画像

その上、去年は2回の事故を起こして、豊田徳幸船長は書類送検をされながらも操船を続けていましたし、その時の傷は自分たちで直させようとした、つまり直さなかったわけです。

KAZU-1-画像-2

こんな傷があって、なにか強い衝撃があったらぽっきりといってしまいます。それなのに、「直した」「ちょっと軽傷」と桂田精一社長ははばかりなく話しています。

4/23は、今シーズンの初日だったといいます。ということは、

  • 甲板員、船長の経験が1年ちょっとの素人船長
  • 経験ゼロの甲板員
  • いつ壊れるかもしれない船
  • 北国の荒々しい海
  • 今シーズン初日

そんな遊覧船でした。

曽山聖甲板員のFacebook顔画像

テレ朝ニュースでは、地元の漁師からの証言ももらっています。

 地元の漁師は、運航会社の社長の方針に、常々、危機感を持っていたと話します。
地元の漁師:「(社長に)海の知識はない。知っているので、海に携わった人ではないと。色々手広く、民宿業をやったり。ただ、民宿業はプロだと思うけど、海に関してはどうかな。去年も、むちゃするなあって日に、運航してたし。事故がなきゃいいなあって…。たまたま、事故にならなかっただけじゃないかと、去年1年見ていて思った。船長さんも、すべて社長の指示でしょうね。判断能力が素人すぎるなって。一言で言うと」(引用:テレ朝ニュース)

かつて、ベテランの船長が操船していた遊覧船『KAZU Ⅲ』に乗った人の証言もありました。

「『きのうみたいに波が高いと、船が出せないんですよ』と言われた。船長が親切に、子どもたちに魚群ソナーを見せてくれて、『ここが深くて、ここは浅い』『結構、運転が難しいんだよ』と説明してもらいました」(引用:テレ朝ニュース)

実際に、グーグルのストリートビューを見てみるとわかります。

知床半島-海岸線-航空図-2

海岸近くでも、浅いところもあれば深いところもあります。岩礁もあったり、突然、岩もあります。

この画像を見ただけでも、知床半島沖は、駿河湾のような砂地に深い海のような遊覧船を操船しやすいところではなくて、かなりの難所だといえます。

そんな場所で、素人船長の操船で、波の高さ2,3mあって、風もかなり強かったら・・・と考えるとゾッとしてしまいます。

そのうえ、ベテラン船長の証言にあった魚群ソナーや無線が、修理中だったという情報も出てきています。

まさに、海を知らない社長が、まだ、知床の海の経験が浅い船長たちに、無理に出航させていたわけです。

こんな桂田精一社長がなにも考えずに記者会見をするわけがないです。

本来なら、一番初めに「すべて、私が悪いです」と謝罪するのが普通ですが、それをしないということは、「なんとか逃げたい」と思ってる証拠です。

桂田精一社長記者会見と顔画像

桂田精一社長の記者会見の日時は、まだ明らかにされていません。

知床半島沖で遊覧船が消息を絶ってから4日目です。海上保安庁や自衛隊などに加えて、地元の漁師さんたちも、懸命の努力で捜索を続けてもらってます。

乗組員含めて26人のうち、15人の行方がまだわかっていません。

そんな中、遊覧船の所有者の桂田精一社長は、27日の午後3時半に説明を行うとしています。

桂田精一社長-顔画像

桂田精一社長-顔画像-2

その説明のために、家族へ説明する準備として、家で資料を整理しているという報道がありました。

その説明はおそらく、説明会での家族への説明にとどまるのではないかという見方が強いです。

説明会なのか、記者会見なのか、まだはっきりとしていません。

これだけの事故を起こしたわけですし、何百人、何千人もの人に迷惑をかけたわけですので、全国放送で記者会見する義務があると私は思います。

桂田精一社長の記者会見の日時がわかりましたら、すぐに追記していきます。

知床半島沖海難事故の場所

豊田徳幸船長の勤務は経った2年前から

曽山聖甲板員のFacebook顔画像

桂田精一社長の経歴「5,6年前から社長」

知床遊覧船『KAZU 1』事故の経緯

 

編集長

長野県松本市出身。静岡大学理学部卒業。その後、大手出版社に20年勤務したのち、いくつかのweb系メディアの立ち上げる。業界のウラ側からニュースを検証しています。

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