マリモ。
国の特別天然記念物です。
お土産でもらったことありますか?
育て方と作り方を調べてみました。
マリモとは?
マリモは、1897年に、
北海道の阿寒湖で、発見されました。
札幌農学校(現北海道大学)の、
川上瀧彌(たきや)さんという大学生が
阿寒湖で発見されました。
川上さんは、有名な植物学者で、
その後、台湾で研究されました。
国立台湾博物館の初代館長でしたが
激務がたたって、開館の翌日に、
44歳という若さで、亡くなりました。
(Wikipediaより引用)
ものすごい方だったようです。
台湾の植物学の元祖の様な人で、
川上の名前が付いた台湾固有の
植物が、40種類もあるようです。
世界的には、
1753年にスウェーデンで発見されて、
学名を付けられています。
スウェーデンのダンネモーラ湖、
アイスランドのミーヴァトン湖、
エストニアのオイツ湖などで、確認されています。
日本では、北海道以外にも、
青森県、山梨県、滋賀県、富山県で、
生息が確認されています。
青森県のマリモ。
青森県のマリモは、2008年に、
小川原湖で発見されました。
岸に打ち上げられているのが、発見のきっかけです。
青森県の観光情報サイトでは、
岸に打ち上げられているものは、持ち帰ってもいいと、書かれています。
えっー!いいの?・・・太っ腹ですね!
もしも、行かれた方は、足元をよーく!見てくださいね。(∧∧)
青森県の阿寒湖のものと、
同じマリモのようです。
山梨県のマリモは、フジマリモ、
富山県のものは、タテヤママリモ、
種類が少しずつ違います。
山梨県のマリモ、フジマリモ。
フジマリモは、2013年11月、
本栖湖で発見されて、富士五湖すべてにいる事が、確認されました。
(msn産経ニュースより)
山梨県での、一番初めの発見は、
1956年です。
山中湖村立山中小学校の、小6男子児童が、山中湖で採取したんです。
それを、校長先生に提出して、
「富士毬藻」と、名づけられました。
同じ1956年に、長崎大学理学博士によって、フジマリモと正式命名されました。
それ以降、富士五湖の他の湖でも、
発見されて、つい昨年の2013年に、本栖湖でも発見されたんです。
フジマリモは、阿寒湖マリモの、
変種と考えられています。
生物学的な系統が一緒です。
(Wikipediaより引用)
富山県のマリモ、タテヤママリモ。
富山県のマリモは、
タテヤママリモという名前です。
発見は、1987年、民家の池です!
立山町に住む、広明正一さんの自宅の池に、変な藻類があると、
知り合いの会社員が、科学文化センターに持ち込んだのが、初めです。
初めは、おみやげマリモの繁殖?
って、思われていましたが、
北大の神田教授を筆頭とする、
調査団が、調査を開始しました。
その調査の結果、
「タテヤママリモ」と名づけられました。
発見者の広明さんは、
「マリモであるはずがない」って、
最初の数年は、捨てていたそうです!
なぜ、北海道からかなり離れた、富山県に?って思うんですが、
北海道のマリモとは、別な新種なんです。
富山県の固有種、昔からその場所に住んでいる、
特有の種類という事がわかりました。
昭和45年以前、この近くの
日水(ひみず)という集落の小川に、
「丸い藻が沢山あった」という、古老の話が伝わっています。
(立山町の公式HPより引用)
そういえば、僕が小さかった頃も、
近所の小川に、小さい塊が・・・
僕は、長野県に住んでいるんで、
きっと、気のせいでしょうね。(∧∧)
ただ、富山県の立山とは、
地下水でつながっているんです。
もしかしたら、かなり昔には・・・
マリモが丸くなる理由?
マリモが丸くなる理由は、
はっきり言って、判っていません。
二つの説があります。
- 風で転がる
- 自然に・・・
風で転がって丸くなっていくのは、
何となく理解できますよね。
フンコロガシのイメージですけど。
自然に・・・というのは、
そういう生態だっていう事です。
?
説明になっていませんね。
すみません。 m (_ _) m
多くの人が勘違いしているんです。
マリモは、1個の植物ではないんです。
藻の集合体なんです。
多くの小さい藻が集まって、マリモになっているんです。
みんなで、手をつないで丸くなっているイメージですね。
「となりのトトロ」に出てくる、
「まっくろくろすけ」ではないんです。
残念ですが・・・
なので、おみやげのマリモなんかは、
丸いのが崩れてくることもあります。
みんなで、手をつなぐ、つなぎ方で、
どうも、自然に丸くなるみたいです。
現在も、研究中なんです。
まとめます。
マリモは、国の特別天然記念物で、
植物では、30件あるうちの一つです。
(Wikipediaより引用)
マリモと、タテヤママリモの
2種類あります。
マリモは、北海道、青森県に、
マリモの変種として、山梨県のフジマリモがあります。
昔は、区別されていたんですが、
チシママリモ、フトヒメマリモ、カラフトマリモ、トロマリモなども、マリモと同じだという事が、判ってきました。
タテヤママリモは、富山県の立山町の
マリモとは、違った固有種です。
世界各地にも、生息しているんです。
スウェーデン、アイスランド、エストニアの湖に、ひっそりと暮らしています。
寒い地域でしか生きられないんで、
高緯度地域でしか、見られないようです。
ただ、世界に生息しているマリモは、
もともと、日本のマリモが起源なんです!
日本の北海道にいたマリモが、
渡り鳥の足に引っ付いて、
遠い外国に行ったと、考えられています。
北海道の様な気温の低い環境でしか
生きられないんで、多くの国には、
広がらなかったんでしょうね。
逆に、
暑い国では見たことがないので、
今では、タイで大ブームになっているようです。
まだまだ、判っていないことが多いマリモですが、
とってもかわいいんで、あなたも、ご自宅で、飼われてはいかがでしょうか?
ちょっと長くなってしまいました。
今日は、マリモの種類、生態について
カンタンに、お話ししました。
次回は、マリモの育て方、作り方?をご紹介します。
最後まで読んで頂いて、
ありがとうございました。
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