こんにちは、ゆうこです。
最中(もなか)って、たま~に食べるとおいしいですよね。わたし、初めは「さいちゅう」って読んでました。「このさいちゅうって、おいしいよね?」なんて。ともだちにいわれて、チョー恥ずかしかったです。ところで、最中って名前の意味とか由来、あなたは、知ってますか?じつは、最中とかぐや姫の意外な関係があるようなんです。
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最中とは?
と、その前に、最中(もなか)ってどういうのか、知ってますよね?中にあんこが入っていて、外側は、ぱりっとした、小麦粉の皮につつまれてるもの、こんな感じのものが多いですよね。
あなたももらった事があると思うんですけど、私も、あんまり自分で買ったことないんです。たまーに、楽天の通販で、お気に入りのやつを買うくらいで、ほとんど、もらうことが多いですね。そう考えると、自分じゃ買わないけど、プレゼントされる和菓子のナンバー1って感じですね。
でも、なんで最中っていうんでしょうか?とても不思議です。
最中の語源。
最中の語源は、この和歌からきているといわれています。
「池の面に 照る月なみを 数ふれば 今宵ぞ秋の もなかなりける」
平安時代の拾遺和歌集(巻3・秋171)にある源順(みなもとのしたごう)の歌で、今から、約1200年前につくられたものです。源順さんという人は、学者さんで、「万葉集」などの和歌集をメンテナンスしてたり、「源順集」っていうのを作ってる人です。
で、この和歌の意味は、
池の水面に、満月が映ってる。キレイな満月だなっと思ってたら、「あ、そういえば、今日は十五夜の満月だった!」
って、感じです。
この和歌の最後にある「もなかなりける」の「もなか」が、十五夜の満月の事を指しています。その詠み会に出てた餅菓子が、丸型で薄かったから、「最中の月」って、公家さんたちに、呼ばれていたんです。
それを、江戸時代の吉原の竹村伊勢が、何かいいもの無いかな~って考えて、「最中の月」という、餅菓子を売り出しました。次第に、「月」が取れていって、あんを挟んだ最中饅頭が発売されて、「最中」とう名前が定着していきました。
まあ、言ってみれば、昔流行った名前を、商品名に借りて、あたらしくお菓子を売り出したってとこです。その後で、丸型から、四角とか、棒状とか、アイスとか、いろいろ研究されて、様々な最中が作られてきたんです。
最中とかぐや姫の関係は?
最中の由来と意味をシェアしてきましたがおわかりになってもらえたでしょうか。最中(もなか)の由来は、平安時代の歌人、源順さんが作った和歌でした。
そして、最中の語源をつくった源順さんは、じつは、かぐや姫のおとぎ話、つまり『竹取物語』を作った人じゃないかって、言われています。ただ、他にも、紀貫之とか、菅原道真とか、何人かは、候補がいるんですが。
かぐや姫を作ったひとと最中を作ったひとがおなじだなんて、とても優美なかんじですよね。お月見をしながら最中をいただくのもとても風流な感じがします。
最中、十五夜の満月、かぐや姫・・・・ロマンチックでイイですよね~。こんど、最中でお茶する時に、最中の由来と、かぐや姫の話を恋人にしてみてください。
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