こんにちは、まゆです。
「折り紙付き」って言う言葉、知ってます?最近の子供たちは、どうも、昔の言葉はわからないみたいです。同じような意味で、ちょっと違う言葉、「お墨付き」「太鼓判」っていうのもありますが、この3つのことばの違いを調べてみましたのでシェアします。
折り紙付き?
何で、今さら「折り紙付き」か?って言うと、昨日、掃除機を買いに行ったら、となりの4人家族が同じように掃除機を買ってたんです。そのときに、
「このメーカーなら、折り紙付きですよ!」
って、量販店の店員がおっしゃってました。そしたら、小学生くらいの子供が、「折り紙もついてくるんだったら、これにしよ!」だって。
その瞬間、えっー?知らないんだ?っておもいました。もちろん、その夫婦はすぐに教えていました。
折り紙と言えば、あの千代紙です。こどもは、正直だから、折り紙と言えば鶴を折ったりする紙しか思い浮かぶわけがないんです。
そこで、ちょっと疑問がでてきました。なんで、折り紙がつくと、権威が付いたようになるんだろ?って。折り紙の本当の意味ってなんなんだろうってかんがえてしまいました。
で、いえにかえってきてちょっと調べてみました。
折り紙の意味?
ウィキペディアで調べてみると、
折り紙とは、
折り紙(おりがみ、折紙)とは、紙を折って動植物や生活道具などの形を作る日本伝統の遊び。また、折り上げられた作品そのものや、折り紙用に作られた正方形の専用紙、千代紙などのことを指す。
(ウィキペディアより引用)
とかかれていました。
すこし考えて、折り紙付きで調べないとダメなんだ!とおもってふたたび折り紙付きで調べみると、載ってませんでした。
じゃ、ってんで、家にある広辞苑で調べてみると、
鑑定保証の折り紙が付いているもの。
(広辞苑より)
折り紙とは、
① 奉書、鳥の子、檀紙などを、横二つに折ったもので、公式の文書、消息、進物の目録、鑑定書などにもちいる。 ② 書画、刀剣、器物、技量などの鑑定書。
(広辞苑より)
ということでした。
「これ、本物!」っていう鑑定書が折り紙って事でした。なんでも鑑定団に出てくる鑑定書が折り紙ってことですね。家電の保証書なんかと一緒ってことです。
ただ、恋人にその話をしたら、「じゃ、お墨付きってのは?」ってきかれました。そう言えば、折り紙つきに似た言葉でお墨付きっていうのもあったことをおもいだしました。
お墨付きの意味は?
ふたたび広辞苑をひらいてみると、お墨付きとは、
主君の花押(かおう)の押してある文書。幕府、大名から証明のために家来に与えた。御判物(ごはんもの)
(広辞苑より)
これもなんでも鑑定団とかに良く出てくるもので、昔の文書の一番最後にサインみたいなものがありますが、それが花押で、その花押を押してあるのがお墨付きということでした。
それを恋人に伝えると、さらに、「じゃあ太鼓判は?」ですって。え?太鼓判?って、二度見ならぬ二度聞きしました。
太鼓判の意味は?
ふたたび、広辞苑をひらきました。
太鼓判とは、
①古甲金(ここうきん)のひとつ。太鼓形で、一分金・・・
② 太鼓の様に大きな印判。転じて、確実な保証の意。
(広辞苑より)
なるほど!太鼓の様に大きな印判を押して、保証を証明するんだ・・・ってかんしんしました。が、太鼓の様な大きな印判?そんなの、本当にあったの?って言うか、そんなの押したら、字、書けないんじゃない?って、ちょっと疑問におもいました。
そのあと、3分位考えたら①の古甲金(ここうきん)ではないかとおもってふたたびしらべてみました。
古甲金と言うのは、昔、武田信玄よりずっと前、戦国時代のころから甲斐の国で、つくられていた金貨です。実は、甲斐の国が、日本で一番早く、
お金を作って、流通させてるんです。金山があったので。楠木正成がいたころの南北朝の時代の話です。
で、その古甲金の一分金には、まわりが、太鼓のへりみたいに丸い模様がついてるんで、太鼓判とよばれてるということです。
もちろん、どこで作ったか判るようにです。花とかの模様も押してあるんですよね。そのしゅんかん、おおっ!それだっ!っておもいました。
つまり、こんな感じです。
古甲金の太鼓判をどこで作ったか、保証するために模様を付ける。
↓
ホントの古甲金だとわかる。
↓
「太鼓判に模様が押されてるのは本物」っていう、意識が広まる。
↓
太鼓判には、模様が押されてる。
↓
転じて、「太鼓判を押す」
どうかんがえてもこっちの方が本当らしくかんじました。しかも、ハンコの大きさで保証できたら、だれでも保証できちゃうでしょっておもいました。
まとめると、一番保証が大きいのは、
お墨付き
なんてったて、お殿様からですから。
次は、
折り紙付き
最後は、
太鼓判
これは、ちょっと根拠があいまいですからね。
恋人に話すと、やっと納得してくれました。
ちなみに、札付きってのもありますよね。これは、逆の悪い意味ですけど。これは、江戸時代の住民登録みたいなとこに、これは、要注意人物だよ!
って札を付けておくことから始まったそうです。
以上、折り紙つき、お墨付き、太鼓判、札付きの意味と違いでした。
長すぎ。
3行でまとめて
お墨付きと折り紙つきは、そのもの自体の信用度からいったら折り紙つきのほうが上ではないか。