摂津市男児虐待事件

おりとちゃん母親にネグレクト判定しただけ?「仕事が大変で児相にお任せは嘘?」

摂津市担当者インタビュー摂津市男児虐待事件

新村桜利斗(おりと)ちゃん(3)が熱湯をかけられて亡くなり、おりとちゃんの母親の交際相手が逮捕された事件。

摂津市と児童相談所が事件の約1か月前におりとちゃんの母親についてネグレクト判定していたことがわかりました。ただ、市役所担当者は判定して児相にお任せしていた・・ということです。

おりとちゃんの母親のネグレクト判定について検証します。

おりとちゃんの母親に「ネグレクト判定」が出ていた?

読売新聞

 大阪府摂津市で新村桜利斗(おりと)ちゃん(3)が熱湯をかけられて亡くなり、母親の交際相手が逮捕された事件で、市と児童相談所が事件約1か月前に桜利斗ちゃんの家庭について「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」と判定していたことがわかった。その後も一時保護などの対応は取られず、従来通りの見守りが継続されていた。行政側の認識の甘さが浮き彫りになっている。

児相の助言なし
「交際相手が子どもの頬をたたいてあざができた」。
5月6日、桜利斗(おりと)ちゃんの母親(23)から市に初めて、交際相手の無職松原拓海容疑者(24)の暴力に関する相談が寄せられた。
市職員が6日後に面談した際、松原容疑者は「もう手を出しません」と答えたが、6月2日には母親の知人から「このままでは命がなくなる」との情報も寄せられた。

市は7月16日、府吹田子ども家庭センター(児相)職員らと虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議で経緯を報告。市は、暴力を止められなかった母親の対応は、「ネグレクト」にあたると判断したと説明した。
(引用:読売新聞)

おりとちゃんが亡くなった事件の経緯も表にして報道されていました。

おりとちゃん事件-経緯

要約すると、

  1. 2018年10月 摂津市に転居・・市が問題発見、面談開始
  2. 2020年10月 おりとちゃんの母親が松原拓海容疑者と交際開始
  3. 2021年4月 おりとちゃんの保育園から市へ虐待の連絡・・問題なしと結論(市
  4. 2021年5月 おりとちゃんの母親と松原拓海容疑者の同居開始
  5. 2021年5月6日 おりとちゃんの母親が市へ虐待報告・・問題なしと結論(市
  6. 2021年6月2日 おりとちゃんの母親の知人が市へ虐待を訴える・・緊急性なしと結論(市
  7. 2021年7月16日 おりとちゃんの母親をネグレクト判定(市と児相)
  8. 2021年8月31日 おりとちゃんが亡くなる
  9. 2021年9月22日 松原拓海容疑者を逮捕

という流れになっています。

市へ虐待の連絡をしたのが、実は3回あります。

始めは保育園から「こぶがある」と連絡するも、おりとちゃんの母親が「思い当たるフシがない」と答えます。市はそれを信じて「目を離さないように」と指導しただけでした。

2回目は、おりとちゃんの母親が「交際相手がこどもの頬をたたいた」と相談します。

市は家庭訪問して交際相手の松原拓海容疑者に聞くと「もう手は出しません」と答え、それを信じた市はそのまま帰っていきました。

3回目はその1ヶ月後、おりとちゃんの母親の知人が「このままでは命が危ない」と市へ訴えます。

市は保育園に出向いておりとちゃんの安全を確認して、「緊急性なし」と判断しました。

この3回の訴えに対して、市はおりとちゃんの様子、おりとちゃんの母親の言葉、松原拓海容疑者の言葉を見るだけで、それ以上の行動は何も起こしていません。

おりとちゃんの母親の知人は

「なんでこれだけいってもわからないの?なんでなにもしてくれないの?このままじゃ危ないって言ってるじゃん」

と腸が煮えくり返る思いだったのではないでしょうか。

そして、その約1ヶ月後に行われた「虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議」で、市はおりとちゃんのことをやっと児相に報告します。

その会議でおりとちゃんの母親を「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」と判定しました。

摂津市担当者は「お任せ」。児相は「聞いてない」

ただ、その「虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議」では、摂津市から児相に対してはなんの応援も求めていなかったようです。

児童相談所インタビュー

「一時保護を検討してほしい」「児相も一緒にやっていただきたい」とか、(市からの要請は)残念ながらありませんでした。(引用:日テレNEWS)

と児相の担当者が話しています。

一方の摂津市の市役所担当者もインタビューにこたえています。

摂津市担当者インタビュー

子ども家庭センター(児相)さんとの情報共有も行っておりますが、子ども家庭センター(児相)さんのほうにおまかせしていた状況でございます。(引用:日テレNEWS)

まるっきり逆です。どちらかが嘘をついてる、もしくは責任逃れをしている状況。

大阪府は検証部会を立ち上げると発表しています。

7月に行われた「虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議」の議事録などが公表されればどちらの責任だったのか明確化されるはずです。

ただ、「虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議」までは、この方ではないかも知れませんが、児相ではなく摂津市市役所の担当者が、おりとちゃんやおりとちゃんの母親、松原拓海容疑者のことを調べていました。

そして、摂津市市役所の担当者が、3回もあった虐待の訴えを却下していたのは、事実です。

新しい情報が報道されたら追記していきます。

ネグレクト判定の「虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議」

子ども虐待の手引(厚生労働省)

厚生労働省からは、「こども虐待対応の手引」というマニュアルが出ています。

第1章の「子ども虐待の援助に関する基本事項」から第14章の「虐待事例に学ぶ」まで、事細かく記載されています。

その中の第6章「判定・援助業務」に、いろいろな専門家によって個々の事案をどのレベルなのか話し合うと書かれています。

そのためには、状況調査がとても大切で、子どもと親と別々に話を聞かないといけない、身体や精神のチェックをしっかりする、などが書かれています。

それが、7月に行われた「虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議」です。

その「虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議」で、すぐに一時保護するのか、何らかの指導をするのか、それとも見守るのか話し合われました。

その結果、おりとちゃんの母親は、

「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」

であると判定されますが、それ以上の措置はとらずに「見守る」という結論に達しました。

今回の市役所からの発表は、この「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」を「おりとちゃんの母親にしましたよ」ということを言いたいわけです。

ただ、よく見てもらえればわかりますが、

「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」

という言い方は、

  • 松原拓海容疑者の暴力があること
  • おりとちゃんの母親は暴力を止められない

この2つは完全に認めているわけです。

そのことがわかったうえで「見守る」つまり「何もしない」というのは、いかがなものでしょうか。

おりとちゃんの母親の知人たちも、

「暴力があるのはわかってて、しかも、おりとちゃんの母親が止められないと自分たちで判断したのに、なんで何もしないの?あきらかに職務怠慢で、おりとちゃんの命をただただ見ごろしにしただけでしょ」

「わたしたちが間に入れないから、こうやって市にお願いしてるのに、どうしたらいいの?会議で決めたって何?判定してそこでおしまいってんなら、意味ないじゃん!」

とめちゃくちゃ怒っています。お役所仕事の典型と言えます。

摂津市役所がおりとちゃんを「一時保護」しなかったのはなぜ?

ただ、厚生労働省からのマニュアルの第5章「一時保護」にはこう書かれています。

第5章-一時保護

一時保護の目的は何か
一時保護の第一の目的は子どもの生命の安全を確保することである。単に生命の危険にとどまらず、現在の環境におくことが子どものウェルビーイング(子どもの権利の尊重・自己実現)にとって明らかに看過できないと判断されるときは、まず一時保護を行うべきである。
一時保護を行い、子どもの安全を確保した方が、子どもへの危険を心配することなく虐待を行っている保護者への調査や指導を進めることができ、また、一時的に子どもから離れることで、保護者も落ち着くことができたり、援助を開始する動機付けにつながる場合もある。
子どもの観察や意見聴取においても、一時保護による安全な生活環境下におくことで、より本質的な情報収集を行うことが期待できる。
以上の目的から必要とされる場合は、まず一時保護を行い、虐待の事実・根拠はそれから立証するという方が子どもの最善の利益の確保につながりやすい。(引用:厚生労働省)

非常にお役所的な文章でわかりにくですが、かんたんに書くと、

「こどもの命が危険な場合、すぐに保護すべき」

ということです。

というか、「あぶないっておもったらすぐに助けろよ」と言ってるのではないでしょうか。

今回の摂津市市役所の担当者は、おりとちゃんの母親の知人から「このままでは命が危ない」と言われているのに関わらず、

「大丈夫、大丈夫、おおげさなんだよね」

「そうは言っても、上が上だしね。ボクの力では何もできないのよ」

と心のなかで思っていたはずです。事実、何もしてないのですから。

 

つまり、どなたかわかりませんが、担当した市役所職員は厚生労働省からの通達を無視したわけです。

これ、民間の会社だったらありえないでしょ・・・と誰もが言うはずです。

民間の会社では、社長や部長、課長が決めたルールは有言でも無言でも守らないと、クビになります。クビにはならずとも、出世はできない、左遷される、給料ダウンは当たり前です。

それなのにこの摂津市の市役所の担当は名前も出さない、何事もなかったかのように、今も仕事をしてるわけです。

ただ、このニュースを見てる人の中には、

虐待は年々増え続けています。その全てに対応するのは厳しいんじゃないでしょうか。市役所の職員はいっしょうけんめいやってますよ。

と擁護する方もいます。

もちろん、虐待は増えています。仕事ももちろん大変でしょう。ドンドンいろいろな事由が出てくるはずです。サービス残業ばっかりってこともあるんでしょう。

だからといって、人の命を軽視して良いわけではないはずです。

市役所にある届けを出しに行った人に聞いてみると、

「なんで、あんなにひとがいるの?何してるのかさっぱりわからない。効率化、働き方改革とかさけんでいて、なにもしてないじゃん。忙しいって言ってるんなら、なんで人を増やせって上司に頼まないの?上司が無理だったら市長に直接言えよ」

と怒っていました。かなり待たされたようです。

「忙しくて仕事ができない」というのは、理由にならない・・これは会社員時代によく言われたセリフです。

多くの人が、どうにかならないかなと思っています。

なぜ、市役所はこんな体制になってしまったのでしょうか。

摂津市や児相に対するコメント「判定しているだけ・・はぁ?」

おりとちゃんの母親が事件発生の1ヶ月前に、すでに「第三者からの暴力を止められないネグレクト(育児放棄)」と判定されていた件で、専門家の方の意見がヤフーに載っていました。
アドバイザー意見

6月2日には「このままでは殺される」との情報が寄せられながら、守ることができなかった3歳の桜利斗ちゃんの命。児童相談所が把握していなかったとの報道があるが、「市は7月16日、府吹田子ども家庭センター(児相)職員らと虐待が疑われる個別事案の対応を協議する会議で経緯を報告」とある。これは要保護児童対策地域協議会(「要対協」)の場なのだと思うが、経緯を見ると「このままでは殺される」という切羽詰まった通報があったのが6月2日、その後7月16日に開かれた協議会では「市は、暴力を止められなかった母親の対応は、「ネグレクト」にあたると判断したと説明」となっている。通告の「このままでは殺される」という危機感が全く共有されていなかったということだ。協議会は通告の1カ月半後だが、この時点で一時保護されていたら守れたはずの命だ。検証して今後に役立てて欲しいと毎回書いているが、本当に根本対策を講じて欲しいと願う。

専門家からも、「本当に根本対策を講じて欲しい」と願われています。

これは同じような事件が起こるたびに言われてることですが、どの市役所も良くなりません。

理由は2つです。

「改革すべきトップや幹部たちが現状維持を望んでること」

「改革すべきトップや幹部たちは、頭のいいバカだから」

なぜかというと、大きく改革して失敗すると、選挙に落ちてしまうからです。

そして、責任を取らないようにするために、何が書いてあるのか一読しただけではわからないような書類を日々作り続けてるわけです。

あきらめたくはないですが、これでは無理ですね。

他の一般の方からも、
ヤフコメ1

「虐待の疑いがある場合は躊躇わず通報を」といった旨のポスターが貼られているが、行政がその通報を相手にしなかったり、聞いたとしてもロクな対応をしないのであれば、そのポスターを作ることも、貼り出すことも意味をなさないということ。

ヤフコメ2

通報した人は、通報すれば男の子は救われると信じたからでしょう。善意の市民の勇気ある行動を無駄にしたのは何故なのか、行政と児相には明確な理由を説明して欲しい

という意見が続々と届いています。中には、

ヤフコメ3

児童相談所がダメなら警察に被害届け出すしか方法無いね。児童相談所は反省も無く、やる気も無いなら無駄なので解体した方がいいんじゃないの。警察にそういう部署立ち上げて、もっと権限や強制力を持たせればいい。

という人までいます。警察に行っても何もしてくれそうもないですが・・・。

はじめの人が書いていましたが、「判定して終わり」というのは、どう見てもお役所仕事です。

判定がスタートで、そこから仕事が始まるのでは?と誰もが思うのは当たり前ではないでしょうか。

おりとちゃんの母親に関して、新しい事実がわかりましたら追記していきます。

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