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韓国産ルビーロマンへの罰金が無理な理由「先進国の立場で大目に見てほしい」ってどういうこと!

Shine-Muscat事件

日本の石川県で開発された高級ぶどう「ルビーロマン」が、勝手に海外に持ち出され、韓国の忠清北道沃川で栽培されています。

「ルビーロマン」以外にも同じ高級ぶどうの「シャインマスカット」や福岡県のいちご「あまおう」、静岡県の「紅ほっぺ」なども、中国や韓国で栽培され、高級品として販売もされています。

こうした「ルビーロマン」などの開発品種の海外持ち出し問題に対して、国はどう対処しているのでしょうか。

じつは、法律の関係では罰金、罰則を与えることはできず、今までのものは盗み放題になっていました。

韓国産ルビーロマンへの罰金が無理な理由を紹介します。

韓国産ルビーロマンを海外に持ち出した時の罰金

Shine-Muscat

2021年8月の現在では、海外へ「ルビーロマン」などの日本で開発したものを勝手に持ち出して栽培した時には、「改正種苗法」により、

  • 個人 10年以下の懲役、1,000万円以下の罰金
  • 法人 3億円以下の罰金
  • 流通の差止めや損害賠償も可能

という罰金や罰則が設けられています。

ただし、この改正種苗法ができたのが、2021年4月1日です。この日以前にルビーロマンなどを持ち出していたとしても、罰金や罰則を適用することができません。

しかも、これは日本国内の流通に限ります。ルビーロマンの苗木を1本、スーツケースに忍ばせて海外に持ち出してしまったら、これらの罰金は適用できません。

罰金や法律を適用するには、持ち出す前、空港などで逮捕して押収する必要があります。

したがって、すでに持ち出されたものについては国際法や条約などで対処するしかないんです。

国際的な法律としては、「植物の新品種の保護に関する国際条約」があります。

これは1961年にパリで作成された国際条約で、植物の新品種を育種者権という知的財産権として保護する法律です。特許みたいなものです。

日本は1991年に改正条約を締結しています。

この条約の中には罰金や罰則は見当たりません。

許可なく持ち出してはいけない、対価を支払うなどが書かれていますが、罰金がないので文句を言えない・・ということではないんです。

実は、「自国外における果物の品種登録は自国内での登録から一定期間(ブドウは6年)以内に行う」ということが定められています。

つまり、6年以内に「日本だけで栽培可能の新品種だ」と申請をしておかないと認められないということです。

そんな大切なものなのですが、農水省がやっていなかったということのようです。

ルビーロマンは2013年に申請期限を過ぎてます。なので、ルビーロマンやシャインマスカットは、日本の許可を得ずに海外でも栽培できる事となっているわけです。

この点では農水省や申請するべき人に罰金ですね。

つまり、国内の法律でも、国際条約でもルビーロマンなどを守ることができていないということです。

今後の対策としては、農水省と特許庁に今まで以上の法整備をしてもらって、ルビーロマンなど日本で作られた品種に関しては、いつのものでもさかのぼって法律の対象になるようにしてもらいたいものです。

というのも、「ルビーロマン」は30年、「シャインマスカット」は33年の開発期間と多額の費用がかかってるからです。

それを勝手に持ち出されて安く売られてしまったのでは、元も子もないです。国を上げて対策してもらいたいですね。

ルビーロマンが中国や韓国に持ち出される理由

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「ルビーロマン」や「シャインマスカット」「あまおう」などが、中国や韓国などに持ち出される理由としては、

  • 甘くて美味しい
  • 高価で取引できる
  • 日本というブランド

などがあります。

特に「ルビーロマン」は高価で取引されていて、最高値は1房あたり

  • 2008年 10万円
  • 2009年 21万円
  • 2010年 20万円
  • 2011年 50万円
  • 2015年 100万円
  • 2017年 111万円
  • 2019年 120万円
  • 2020年 130万円
  • 2021年 140万円

という高額で落札されています。

そして、2011年のルビーロマンの出荷量は8,522房と極端に少ないので、余計に希少価値があります。

そこに目をつけたのが中国と韓国だということです。

これはルビーロマンだけに限りません。シャインマスカットやあまおうなども高額で取引されてます。

特にいちごは、韓国ですでにすごいことになってます。

韓国の生産者は、日本のあまおうは自然に入ってきたとか、更に掛け合わせてオリジナルいちごにしておいて「日本のものよりもおいしいよ」と笑顔で平気に売っています。

もちろん、ルビーロマンに関しては、申請をきちっとしなかったことや、もしかしたらルビーロマンの苗木の管理方法が甘かったのかもしれません。

ルビーロマンにしてもあまおうにしても、日本の果物はとても美味しいです。それは技術が優れていて改良がとても進んでるからです。

そんな良いものは広めていくべきなのですが、しっかりした手続きとお金をもらってから栽培していくべきなんじゃないかなと感じています。

韓国の生産者の声

今回、FNNプライムオンラインで報道されたニュースです。

ニュースの中で韓国忠清北道沃川でルビーロマンを栽培している農家は、

「手順を踏んで手に入れたものではない。日本側から見れば盗み出したと考えるが、先進国の立場で大目に見てほしい」

「世界的に見れば小さい話だ。すべて中国から輸入している。文句を言うなら中国に言え」

などとふざけたことを話しています。

なんか、反日と叫んでいる割には真逆のことをやってるような気がします。

この韓国産ルビーロマンを買ってる人たちも、普段は日本製品の不買運動をしているのですが、いいのでしょうか。

作られたのが韓国の中だったら・・・と納得しているのかもしれません。

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ただ、日本の農家もルビーロマンやシャインマスカット自体の映像を見た限りでは

「本物か偽物か判定するのは難しい」

ということです。

当たり前ですが、味も美味しいと評判ということでした。

ツイッターなどでの口コミ

ツイッターでも多くの方が発信されています。

やはり、黙って人のものをもらうのは盗みです。

いくらお金が稼げると言っても子供じゃないのですから、韓国にも日本政府にもしっかりした対処をしてもらいたいものです。

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