ウナギのかば焼きがとっても大好きなゆうこです。ただ、おいしいものはちょっと高くてあまり食べることはできませんよね。
2019年の土用の丑の日は、7月27日(土)です。この日だけは、おいしいウナギのかば焼きを食べたいものです。ところで、うなぎの穴釣りって知っていますか?ミミズを付けて、うなぎのいそうな石に下に突っ込むんですが結構釣れるようです。土用の丑の日のかば焼きの由来やウナギの一生なども調べてみました。
土用の丑の日とは?
まず、土用とは、中国から来た五行思想の考え方の中の一つです。五行思想とは、木、火、水、土、金の五個の要素で世界は作られているという考え方です。
まあ、詳しいことはよくわかりません。Wikipediaを読んでも、あまり頭のよくないわたしにはちんぷんかんぷんでした。
ただの名前のことだとおもったほうがいいかんじです。そして、各シーズンに木、火、水、金を当てはめて、そのシーズンのあいだを土にしたようです。
つまり、
- 春 木
- 土
- 夏 火
- 土
- 秋 金
- 土
- 冬 水
- 土
で、それぞれの四立(しりゅう、立夏、立秋、立冬、立春)の前の18日間を土用と呼んでいるようです。四立は、季節の始まりの日です。立春から立夏の前日までを春、立夏から立秋の前日までを夏、という感じです。つまり、この日から季節が変わりますよ~っていう日の前の2週間半くらいを土用と呼んだということです。
その土用の期間の中の丑の日を、「用の丑の日」と呼ぶんですが、特に、夏の土用の日に、うなぎを食べる習慣が、江戸時代に始まったとされています。土用の日と言えば夏の土用の日が有名ですが、わたしのすんでる長野県の岡谷市では、冬の土用の日を、「寒の土用の日」と呼んで記念日として、依頼したようです。もちろん、うなぎの消費を増やすことが目的です。
実際には、夏よりも、冬のウナギの方が、脂がのっていてとってもおいしいようです。
なぜ、土用の丑の日に、うなぎ?
では、なぜ土用の丑の日、特に夏の土用の丑の日にウナギを食べる風習が根づいたんでしょうか?一般的には、江戸時代の発明王、平賀源内さんが発端という説が有名です。
あるうなぎ屋が、平賀源内さんに相談に行ったそうです。「夏に売れないうなぎを、どうにかしてくれないか?」ってかんじで。すると、「本日、丑の日」と書いて、店先に貼ればいいと、言われたそうです。
じつは、そのころは、丑の日に「う」のつく料理を食べると、夏バテしないという風習があったそうで、高田郁先生の小説『想い雲―みをつくし料理帖』では、”鯵の卯の花和え”、“梅土佐豆腐”、“瓜の葛ひき”、“土用しじみの埋め飯”がでてきます。
で、その 「本日、丑の日」という張り紙が功を奏して、そのうなぎ屋は、かなり繁盛したそうです。その張り紙を、あちこちのうなぎ屋が真似をし出したおかげで「土用の丑の日 = うなぎを食べる」という、風習が定着したといわれています。
実際に、うなぎには、疲労回復に効くビタミンA,Bなどが豊富に含まれているし、EP、DHAなどもたくさん含まれます。夏バテにぴったりな食材のひとつなので、ちょうど良かったのかもしれません。
まあ、うなぎは生まれて産卵するまで、トータル4000km以上をおよぐといわれていて、それだけのエネルギーを持っているわけです。そうとう、エネルギーを持っている事は紛れもない事実ですから、夏バテしそうになったら、ウナギのかば焼きを食べるのはとてもいいことだとかってにおもってます。
そんなとてつもないトラベラーのウナギの一生はどうなってるのでしょうか?
ウナギの一生
「ワタクシ、生まれも育ちも、葛飾柴又・・・」ではないんですがうなぎが生まれる所は、謎なんです。
いまだによくわかっていないんですが、現在のところ、西マリアナ諸島の南西部というところまで、わかっています。日本から約2,000km!離れた場所なんですが、そこまで行って、産卵するようです。生まれた子供は、海流に乗って、1年くらいで、日本にたどり着きます。河口で、淡水で生きていけるように、体のつくりを変えます。その際に、捕獲されたものが、養殖されて、食卓にあがります。
捕獲されなかったものが、川の流れに逆らって、上流までたどり着くんですね。
そして、10年くらいたつと、ふたたび、南の海に向かいます。その際には、あるホルモンがでて、がむしゃらに泳ぎ続けるといわれています。本能と言うか、体のシステムというか、かなり不思議な仕組みで、いまだによく理解されてはいません。
そんな大変な一生をすごしてるうなぎを、長野県などでは穴釣りなんかで釣ってかば焼きにして食べてるってかんじです。かわいそうだな~っておもいながら、天然ものはかなりおいしいんで、つい、何も考えずに食べちゃいますよね。
ウナギが自然にいるところでは、かつてはウナギの穴釣りがとてもさかんだったといわれています。いまでは、数も少なくなってきてるので、おとしよりしかあまりやらないということです。どんな釣り方でしょうか。
ウナギの穴釣り
ウナギの穴釣りって、結構簡単らしいです。
用意するものは、
- 釣り針(ウナギ針、丸セイゴなど)
- 棒
- ナイロンテグス(釣り糸)
- エサ(ミミズなど)
これだけです。
後は、クーラーとか、ゴム長とか一般的につりにひつようだとおもわれるものでじゅうぶんだということです。
釣り方は、エサを針につけて、棒の先端につけて、石の下とか、穴の中とかに、突っ込んでエサを置いたら、棒は抜く!というやり方です。
みないとよくわからないとおもいますので、こちらにユーチューブの動画載せておきます。
さきほどもかきましたがわたしの住んでいる長野県にも、岡谷市といううなぎで有名な街があります。川の名前は、天竜川で、オイシイうなぎ屋さんもたくさんあります。
ウナギで有名なところに、静岡県の浜名湖がありますよね。海の近くの川や、湖にゆうめいなところが多いんですが、こんな山の中にうなぎ?・・・って思いませんか?静岡県の浜松市を流れてる天竜川からずっと泳いでやってくるんですね。きっと。うなぎの一生を調べてみると、岡谷市のうなぎってすごい!!ってあらためて思いました。
そんなことをすこしでもおもいながら、ぜひ、おいしいうなぎを、お店で食べてみてはどうでしょうか。
ちなみに、食べログには、「うなぎ100名店」というさいとがありましたので、食べに行こう!っておもわれたらご覧になってみてください。
以上、土用の丑の日やうなぎにかんすることをシェアしました。最後まで、読んで頂いてありがとうございました。では、また。
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