紫外線とはどういうものか知ってますか?真夏だけ注意すればいいものではなくて、一年を通じて紫外線対策は必要です。カンタンにできる紫外線対策は、UVカットのマスクと帽子、日焼け止めクリームです。日焼け止めクリームはSPFとPAが大事です。
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紫外線とは?
日光って、太陽から出ている光ですよね。その日光にも、種類があるんです。難しく言うと、波長によって、呼び方が変わってきます。
- ガンマ線
- X線
- 紫外線
- 可視光線
- 赤外線
- マイクロ波
- 超短波
- 短波
- 中波
- 長波
- 超長波
- 極超長波
(Wikipediaより引用)
ガンマ線が一番、波長が短くて、下に来るに従って、長くなってきます。よく知っているのが、X線、つまりレントゲン。短波、中波、これは、ラジオですね。マイクロ波は、TV、ケータイ、電子レンジなど。つまり、ケータイ、電子レンジと、X線の間が、紫外線と目に見える可視光線と、赤外線なんです。
雨が降った後に、出てくるキレイな虹。これは、光の屈折率から色が付くんです。赤が一番外側で、一番内側が紫。見えないんですが、その虹の外側が、赤外線、紫外線という感じです。
赤外線には、対象物に熱を与える効果があります。紫外線は、殺菌や蛍光灯、火災報知器などに用いられています。それでは、なぜ紫外線が、お肌に悪いのでしょうか?
紫外線の影響。
紫外線にもいろいろ種類があります。良く知られているものに、
- UV-A
- UV-B
- UV-C
があります。波長の長さによる分け方ですが、一番短くて、エネルギーが高いものは、UV-Cです。UV-Cは、オゾン層を通過できないので、安心です。
この中で、エネルギーが高いものは、UV-Bです。皮膚の表面に作用して、日焼けを起こさせます。「焼けたね~」って言いますが、本当に焼けてはいないんです。(当たり前ですが)UV-Bが皮膚内に入ってきて、皮膚内の毛細血管が、炎症反応として充血を起こします。その結果、肌が赤くなってしまいます。海辺なんかで、真っ赤になった人、居ますよね。あれです。許容範囲を超えると、発熱、水疱、痛みが出てきます。これが、日光皮膚炎です。サンバーン(sunburn)と呼ばれます。
さらに、紫外線を浴びることで、活性酸素が出ます。紫外線は有害なので、活性酸素で退治しようとするシステムが動くからです。活性酸素はかなり強力なので、活性酸素を中和するために、メラノサイトからメラニン色素が出てきます。それが、シミなどの原因になってると考えられています。
UV-Aは、可視光線に一番近い波長のものです。皮膚の表面より中側まで、通過します。皮膚の内部のたんぱく質を 変性させたり、細胞にダメージを負わせます。さらに、UV-Bと同様に、紫外線によって、活性酸素が沢山生成されてメラニン色素が造られます。メラニン色素は、黒褐色です。皮膚の新陳代謝により、ちょっと経ってから、メラニン色素を多く含む細胞が、皮膚の表面に出てきます。この流れが隠れシミの原因とも言われています。
通常の場合、日光を浴びてちょっとしてから(3日くらい)浅黒くなってきます。これがサンタン(suntan)です。
サンバーンと、サンタン。UV-AとUV-B。どちらも皮膚がんのリスクを増大させます。また、皮膚の加齢を進めてしまいます。
まとめると、日焼けには、2種類あります。
- 赤くなる日焼けで日光にあたってすぐは、UV-B
- 浅黒くなる日焼けで2~3日後が、UV-A
- どちらも、皮膚がんになる確率が増します。
紫外線の量は?
そんな怖い紫外線ですが、実は、1年を通して一緒の量ではないんです。こちらのグラフを見てもらえればわかりますが、一般的に言えば、夏は多くて冬は少ないです。これは、感覚的にも判っていることだと思います。
(出展:NIHON L’OREAL)
ただ、注目してもらいたいのは、5月と6月です。これは、真夏の時以上に紫外線の量があるのが分かってもらえると思います。5月、6月って言うと、風が気持ちい時期で、ハイキングとかピクニックに行かれることが多いと思います。遠出でなくても、街中では半袖で、何の対策もせずに歩いていることが多いとおもいます。
じつは、その時期が一番紫外線が多い時期なんです。なので、5,6月は忘れがちですが、夏以上に気を付けてもらいたいと思います。
さらに、4月と、9,10月にも注意してもらいたいです。夏の6割くらいとは言っても、2~3時間外にいれば、真夏の30分と同じ紫外線量になります。それだけでも十分に肌にはダメージが現れますので、気を付けてください。
では、そんな紫外線から身を守る方法とは?
紫外線対策
紫外線対策としては、マスク、帽子、サングラス、日焼け止めクリームなどがあります。つまり、紫外線をカットしようという発想です。
マスク、帽子、腕カバーなど
服装で、紫外線から守ろうという事です。ただ、UV-Aの多くはすり抜けて、体まで届いてしまいます。冬に、窓を閉め切っているのに、家の中が日焼けしてしまうのと同じ理屈です。皮膚まで通り抜けてしまうので、強力なんです。なので、UVカットなどの、抗紫外線のものが含まれているものの方が、効果があるといえます。
さらに、マスクとか腕カバーがない部分は、当然、日に焼けてしまいます。まだらになってしまって、余計カッコ悪くなりますよね。自動車を運転する場合の腕カバーは大事なんですが、最近の車は、UVカットのガラスをつかっているんで昔ほど、気にせずに良くなりました。
サングラス
賛否両論あります。濃い色のサングラスで、UV加工されていなければ、余計に体の中にしがいせんがはいってしまいます。根拠は、サングラスをかけると、暗くなるので瞳孔が広がります。そこに、紫外線が入ってくるので、余分に吸収してしまうということです。
なので、サングラスは、紫外線透過率の低い、0.1%以下で使用することをお勧めします。他の者でしたら、逆効果になることを覚えておいてください。
日焼け止めクリーム
日焼け止めクリームには、ポイントが、二つあります。SPFとPAです。
SPFは、紫外線防御指数(Sun Pritection Factor)です。UV-Bを防御してくれます。20分間の日焼けを何倍に伸ばせるか?という事です。たとえば、SPF20でしたら、20X20分=400分間防御してくれるということです。
PAは、Protection Grade of UVAの略です。名前の通り、UV-Aを防御してくれます。PA+からPA++++(フォープラス)まであります。
ただ、どちらの指標も、高くなればなるほど、肌への負担が大きくなります。紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が使われているからです。肌荒れの原因になったり、乾燥を招く恐れがあります。なので、SPF50のPA++++をごってりぬればイイと言うものではなく、使用する時に合わせて、チョイスする必要があります。
たとえば、近所にちょっとお買い物に行く場合、SPF20、PA++位がイイのではないかと思います。
逆に、なるべく強いものを使う所は、高原とか、雪山、ハワイなどの赤道近辺などです。紫外線量が強いところは、ハンパなものでは、意味がありません。
特に、オゾンホールの破壊の影響がでているオーストリアでは、最高のものを使用する必要があります。行かれればわかりますが、真夏の日中は現地の人は、ほとんど外には出ていませんでした。生活習慣のせいかもしれませんが、あまり見かけませんでした。また、皮膚がんが特に多いとガイドの方が話されていたのを覚えています。
また、汗とか、水仕事などで、取れてしまう事があります。時間が経ったら、こまめに塗り直す必要もあります。
もう一度、書いておきますが、日焼け止めクリームには、SPFとPAという、二つの指標があります。時と場所に応じて、選んで使ってください。.
ところで、ちょっとお願いなんですが、日焼け止めクリームを塗る時は、隠れて塗ってもらった方が良いと思います。当たり前なのかもしれませんが、目の前で塗られると、なぜか、男はがっかりしてしまいます。ぜひ、見ていない所で塗ることをお勧めします。
現在の売り上げトップ3です。
まとめます。
紫外線は、太陽が出ている限り、晴れでも、曇でも、雨でも、夏に限らず、春、秋、いつでも降り注いでいます。夏の日焼けみたいにすぐに真っ赤になったり、小麦色になったら笑るのですが、1年後、5年後に現れるのは、どうすることもできません。
対策は、なんとしてでも紫外線を浴びない事です。高校生などの若い時は良いのですが、歳を取ってくるにしたがって大問題になってきます。なんとしてでも、紫外線の浴び過ぎに注意することが大事だと思います。
そのためには、マスク、帽子、腕カバーや、日焼け止めクリームなどが大切になってきます。自分に合ったものを選んでみてください。
「色白は、七難隠す」と言われています。昔から、美人の代名詞とも言われています。そのためにも、こまめに日焼け止めクリームを付けて帽子、サングラスなどでブロックすることが大事です。また、「小麦色の天使」になりたい人もクリームを使って、上手く焼くように努力して下さい。
どちらにせよ、シミ、そばかすは女の敵です。無いに越したことはありません。しかも、後になって出てきます。後というのは、1年後とか、10年後です。20代にガングロだった人が、40代になったら、しわ、たるみ、しみなどで大変困ってるという話をよく聞きます。それをどうにかしようとして通ってるエステの料金もバカにならないと話されていました。
いずれにせよ、イイ女になるための第一歩は、先を見越して、努力を惜しまないことです。
以上、紫外線とはどういういものか、まとめてみました。
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