
そろそろ結婚したいんですけど・・

ちょっと待って・・
その前にすることが
婚活でいちばん大切なことは、「絶対に結婚する!」と決断すること・・・
多くのサイトで、婚活する前に絶対やっておかないといけない!と書かれてることです。
でも、ちょっと待ってください。
婚活で結婚すると決断するよりも前にやっておくべき一番大切なことが、ひとつあります。
それは、「親の考え方の確認」です。
親の考え方を確認するとはどういうことなのか、どうやって確認すればいいのかを説明します。
親の考え方にもいろいろある【婚活する前に確認】
親も子供の結婚に対して、いろいろと考えています。
あなたが小さい頃は結婚なんて考えもしてなかっったと思いますが、
- 高校生のときには「そんなに早くしなくても」
- 20歳の頃には「良い人がいれば」
- 20代後半は「そろそろ結婚してもらいたい」
- 30歳過ぎると「とりあえず誰でもいい」
なんて、親の考えも変わってきます。
あなたの考えと親の考えが違っていて、喧嘩になったこともあるんじゃないでしょうか。
その中でも聞いておかないといけない親の考え方とは、
- 婿(ムコ)か嫁か
- 結納式
- 結婚式
- 同居か新居か
などです。
どう思ってるのかをあらかじめ聞いて、思いをすり合わせておくことがとても大切です。
というのも、「とりあえず誰でもいいから結婚してくれ」と思ってる親でも、よくよく聞いてみると家を継いでもらいたかったり、職業や考え方に偏見を持ってることが多いです。
「とりあえず誰でもいいって言ったじゃない・・・」とあとから文句を言っても、「そんなことないさ」って言いそうです。
なので、上に上げた項目について、親の本音を聞いておくと結婚相手が見つかってから、スムーズに行くはずです。
親の言う通りにしろとか、親の気持ちを汲んでやれと言ってるわけではないです。
親との余分な摩擦を少なくして、貴方が幸せな結婚生活を送れるようにするための準備の一つとして、一番はじめに聞いておくことをおすすめします。
親が望んでいるのは婿(ムコ)か嫁か?
「婿(ムコ)か嫁か」というのは、家を継いでもらいたいのかどうか、ということです。
親としては、
- 家を継いでもらいたい
- いずれ家を継いでもらいたい
- 嫁にいっても大丈夫
- 婿(ムコ)にいっても大丈夫
のいずれかの考えを持ってると思います。
親自身も自分の結婚のときにはあまり考えていなかったはずです。わたしもそれほど深くは考えていませんでした。
ただ、自分たちの先が見えてくると、家や資産、介護について考えざるを得なくなってくるんです。
50歳、60歳過ぎの親からしたら、子供の結婚は単なる結婚ではなく、家と家の結婚という意味以上に、深いものがあります。
それは、
- 持ってる土地、立てた家
- お墓や農地
- 親戚の相続状況
いろいろなことが複雑に絡まってる時があるからです。
子供の数とか性別にも関係しますが、もしもあなたが家を継ぐ立場でもそうでない時も、すべてを考えておかないといけないわけです。
単純に「好きだから」「一緒にいたい」「子供が出来た」という理由だけで結婚できるものではないんです。
たとえば、あなたが一人っ子で結婚相手も一人っ子で、どちらも本家だったらどうなるでしょうか?
両家のお墓、土地、家はもちろん、両家の親の介護・・・すべてあなたと結婚相手の二人の両肩にかかってきます。
だから、親の意向を聞いて、それに会った人を探していけば大丈夫・・・と言いたいわけではないです。
実は、その逆です。
親にすべて諦めさせるためです。
親の意向を聞いた後で、「そんな人は出て来ないし、そんな人を待ってたら結婚できない」みたいなことを言えばいいんです。
その流れで、「お前が幸せな結婚ができれば、なんでもいいよ」と言ってもらうのが、親の意向を聞く目的です。
何も考えない状態では、子供の結婚も大事、土地や家も大事、お墓も大事、資産も大事・・という感じで、全部が大切だと思ってるはずです。
それに優先順位をつけるわけです。
何はなくても子供の結婚が一番、次が家と土地、次が資産、最後がお墓、みたいな感じで。
こうしておけば、どんな相手を連れてきても認めてくれるはずです。
また、親の考えを聞いた上で、あなたはどうしたいのかもあらかじめ考えておきましょう。
結納式をするのか、家族の顔合わせですますのか?
結納式は婚約が決まった後に、料亭などに両家が集まって、目録を渡したり正式に婚約したことをお祝いするものです。
最近では、結納式をせずに両家の顔合わせだけですますところが増えてきています。
(引用:結婚スタイルマガジン)
ゼクシィの調査でも、8割以上のカップルが結納式を行わずに両家の顔合わせをしてるとなってました。
結納式だとお金も余分にかかりますし、今の時代にはそぐわないと考えてる人が多いようです。
格式張ったものよりも、両家の親にお互いに打ち解けてもらうほうが大切だと思ってる人が増えています。
結婚相手がいない状態だとリアルに感じられないと思いますが、親はどうしたいのかを聞いておきましょう。
どんな結婚式を挙げてもらいたいのか?
結婚式についても、親にとっての理想のようなものがある人が多いです。
本人たちのためというよりは、世間体を気にしたり、親戚を気にしたり、仕事関連を気にしているせいです。
「あの家よりは」「隣の家はこうやった」「親戚中の笑いものになる」などと、昭和の時代の考え方を持ってる人が意外に多くいます。
どのような結婚式をしたいのか、してもらいたいのかを聞いておきましょう。
結婚式のタイプとしては、
- やらない
- 地味婚
- 派手に
- 家族だけで
- まかせる
いちばんやっかいなのは、「まかせる」です。
「まかせる」と言いながら、後々までいろいろと言われかねません。「どっちかと言えば?」と聞いておくことです。
気にしてるのは世間体や親戚なので、どの程度まで呼ぶか?が一番の問題になるはずです。
あなたにもこんな結婚式にしたいという夢があるはずです。
その両方を考えながら、結婚相手をみつけながら、あなたのやりたい結婚式になるように少しずつ説得をしていきましょう。
結婚したら親と同居か新居か?
結婚後に同居してもらいたいと思ってるかどうか、それが一番聞いておいたほうがいいことです。
ムコなのか嫁なのか?と似た問題ですが、あなたが結婚した後の親の生活をどうしたいのかを聞いておくことです。
例えば、
- 嫁に行ってもいいから近くに
- 孫ができたら一緒に
- 5年後、10年後には同居
- 1ヶ月に1回顔を見せてもらいたい
- 2世帯住宅にしたい
- 孫の面倒をみたい
など、親もいろいろな夢を持ってるはずです。
具体的にどうなるのを望んでいるのか?を聞いておきましょう。
あなたの希望と親の考えが合致していたら問題はないです。あとは、そういう人を探していけばいいだけです。
あなたも両親も同居したいのでしたら、なるべくそういう人に絞ればいいだけです。
あなたも両親も新婚の二人だけで住む方がいいと思ってたら、そうすればいいんです。
問題になるのは食い違ってる場合です。
食い違ってるのは、多くの場合、親は同居してもらいたいけど、あなたは二人だけで新居にすみたいと思ってる場合です。
幸せな結婚生活を贈るためには、親を何とかして説得しないといけません。
その場合、いきなり相手を連れてきて「結婚します」「家を出ていきます」というと、どうなるでしょう?
説得する時間などないです。
ある程度予想していたとしても、いい顔はしませんよね。何かと文句を言ってきそうです。
こじれると「結婚は許さない」「家を出て行け」と言われてしまうかもしれません。
そうなると、駆け落ちしないといけなくなったり、親からの支援は望めなくなります。
両親との関係をこじらせないためには、いきなり結婚相手を連れてくるよりも、あらかじめ両親の意向を聞いておくことが大切です。
その上で、結婚相手ができるまでに、つまり時間があるうちに徐々に説得していくことです。
親の考え方を聞いておく本当の意味とは?
親の考え方を聞くことの本当の意味は、実は親にも子供が巣立つタイミングが来たんだと覚悟をしてもらうということです。
一種の親離れ子離れのようなものです。
親はいくつになっても、子供は子供としか見られません。
「結婚させなきゃ」「結婚する年になった」と思いながらも、具体的にどうなるのかはあまり考えていないことが多いです。
多くの親は、結婚してもそのまま家にいて、自分たちの老後の世話をしてくれると無意識に思っています。
そんな親に対しては、子離れしてもらう必要があります。
そのための結婚の話なんです。
何度も言いますが、親の言う通りにする必要はないです。
その逆です。
あなたが思い描いてる幸せな結婚生活と親の思いがかけ離れていたら、婚活をしながら徐々に説得していけるんです。
時間はたっぷりとまでは行きませんが、ある程度はあるはずです。
結婚相手が見つかって、いざ両親に合わせた時に、親の気持ちがわかってあなたの気持ちとかけ離れいていても、説得する時間がないです。
その場合は押し切るしかなくなって、後に何らかのしこりが残るはずです。
それだったら、時間があるうちに、あらかじめ親の気持ちをきいて、あなたが理想の結婚生活を送れるように親の気持ちを変えていけばいいんです。
そのために、婚活する前に親の気持ちを聞いておくわけです。
婚活を始める前に「親の考えを聞いておく」ことが大切
婚活でいちばん大切なことは、何が何でも「結婚するぞ」と決断することです。
ですが、そのまえにやっておくことが、結婚に対する親の考えを聞いておくことです。
あなたにも結婚に対する理想があると思いますが、親にも親なりの理想があります。
それは家に存続に関わることだったり、結納や結婚式のことだったり、結婚してからの生活に関することだったりします。
極端な話、あなたが外国の人を連れてきて「結婚して外国に住む」といきなり言い出したら、親はびっくりするどころの話ではないはずです。
なんとか思いとどまらせようとしたり、怒ったり、倒れてしまうことも考えられます。
そうならないために、親の気持ちを聞いた上で、ちょっとずつあなたの理想を認めてもらうように説得していくことが大切です。
「アメリカ人でもいいかも?」とちょっとずつ話をしておけば、外国人を連れてきてもそれほどびっくりはしないですよね。
同時に、親の気持ちを聞くことはあなたにとっても、どんな結婚をしたいのかを考える切っ掛けになるはずです。
ただ漠然と「結婚したい」と思っているよりも、具体的にこんな結婚生活を送りたい・・みたいなことを考えていたほうが、結婚相手が早く現れるはずです。
ぜひ、結婚に対する親の気持ちを、なんとなくでもいいので少しずつ聞いておきましょう。

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